就職先に求める年収は?「お金」を哲学してみる
就活生のみんな、これからの「お金」の話をしよう。
あなたにとって "お金"とは何ですか?
就活楽しんでますか?Kです。
今回は、就活とは切っても切り離せない「お金の話」。給料について面接で話し合うことは滅多にないけどさ、ほんとはみんな欲しいでしょ?
お金欲しいでしょ?欲しいんだろ?
欲しいです。みんな言わないだけです。20代後半になって年収800万いったとか、ボーナス60万でたとか、大学卒業した人同士で話します。みんな「へー、まぁ別にお金とか興味ないけど」みたいな顔してきいてますけど、具体的な金額が出ると顔色変わる人もいます。ドヤ顔でボーナスの話する人もいます。
みんな、お金の話には興味がある。間違いありません。
社会人になっちまえば楽。目の前の仕事がある。でも就活生は可能性があるだけに、迷ってしまう。実際に暮らしてみないと分からないことだらけなのにね。
だからこそ、なんとなく給料のいい会社。なんとなく大手。そう考えるんでしょう。
お金は、あったらあっただけいい。就活をした体感値では、そんなふうに思っている人がほとんどであると断言します。
- 年収どれくらいあれば、裕福な暮らしができるんだろう?
- そもそも裕福な暮らしってなんなんだろう?
考えれば考えるほど、めんどくさい。
- 社会人になったら税金かかるよね?
- 年金もあるよね?保険料もあるよね?
- 親にも恩返ししたいし、結婚もしたい。
テーマが大きすぎて、なかなか考えるに至らない。でもね「不幸せになりたい」って人以外は、お金をどう使いたいのか、方向性を決めておくこと。自己分析の一環としてね。ちなみにぼくは成長欲求が強いので、人に会ったり、機会に投資したいと思っています。
就活成功のための、2つのお金調査
就活を終えて「成功だった」といえるためには、次の2つのプロセスが必要だと考えています。参考にしてみてください。
【自己分析編】
自分にとってお金とはなんなのかをはっきりさせること。これが、本記事のテーマです。企業によって左右されない部分です。自分にとっての幸せとは何か?のテーマにも近いですね。
【企業研究編】
企業に入ったらどんなお金の使い方をするのか、知っておくこと。OBOGにきいてまわるか、口コミサイトを使うといいですね。
例をあげましょう。
商社は給料も多いですが、消費も多いです。入ってから飲み会にポケットマネーをブッコみます。年収が1000万以上あっても、手取りでは600万とたいして変わらない。電通も一部では夜の世界で派手にブッコむ人たちもいるようです。
補足ですが、会社を選ぶときは「初任給はどうでもいい」というのが常識です。上場していれば公開義務が生じるため、派手な初任給を設定すると外部からクレームが来ます。商社の初任給は18万とか21万くらい。四季報は初任給をみる本ではありません。
平均年収も同じくアテになりません。そうです、メーカーの場合はブルーカラーも混ざっています。トヨタは平均年収650万ほどですが、大卒総合職なら800万ほど。惑わされないようにしましょうね。
で、そういう企業の内情については今日は触れません。
今日は、【自己分析編】の話です。コーヒーや紅茶でもいれて、部屋でゆったりしながら、ね。ちょっと考えてみましょうよ。
「最低限いくらあれば」法
とある東大生の女の子の話ですが、
8畳の家に住めて月1回ホールケーキが買えて年1回家族で海外旅行に行ければいい
と言ったそうです。友達からきいた話です。
あの東大生で、ですよ?
…東大生だから、なのか?
月1のホールケーキ!?
……甘党!?
年1で海外旅行!?
…し、幸せですね!!!
さすがに人生悟りすぎだとおもいました。
ここまで悟る必要はないけど、「最低限これが買えれば」という発想はアリだよね。
個人的な年収の目安は、「30歳で800万」でした。
これに加えて、海外留学制度がある企業をみてました。内定先した企業は、これに加えて「家賃7万円まで出しますよ」「営業手当が月に1万ちょっとね」「ボーナスは2~3ヶ月分ね」という条件だったので、だいたい1年目で500万弱。さらに、30歳で800万が視野に入るので、ここならいいかなと。
やらしい話だわねー。
これは意識高い系に向けた話なんだけど、30歳って1つの転機じゃないですか。専門分野や得意分野がはっきりしてきて、マネジメントもちょっと任される頃でしょ。
その30歳の時点でどれだけ選択肢があるか、ってのを見てましたね。これが判断基準。まぁやらしい話なんだけど。参考程度にね。
考えておきたい、お金の評価ポイント
それは「お金を何に使うか」です。
誰しも「あったらいいな」と思うお金。
でも、欲しいものって無限に湧いてきますよね?
実は、欲しいものが全て満たされる年収は
「3000万」
だそうです。
年収3000万ってなんだよ。大企業の役員かよ。と思うのですが、この基準を超えると、いわゆる「お金持ち」になるんだそうな。世界広いね、だいたいが庶民やんけ。
でもね、年収3000万あるからといって「幸せ」とは限りません。年収1000万…600万…400万、と数字を下げても同じです。
だから「お金を通して何を得たいのか?」を考えなきゃいけない。
言い換えると「お金をどう使いたいのか」ですね。
ぶっちゃけ「あったらいいな」のレベルでは、いくら給料が高くてもどこかに消える。株投資やFX投資、不動産投資、遊び代、趣味代。を手にするってのは事故に近い。お金が喜ぶ使い方はできないし、その人の人生が充実するかは別の話だよね。
じゃあいったい、「お金の使い道」をどう見つけるのか?
将来のじぶんの姿を想像するための、ある方法をお伝えします。
年収の目標を定めるには、理想の人物をみつけること
年上の人間で、「この人素敵だなー」って思う人っていますよね。輝いているっていうか、楽しそうっていうか。
そんな人が、どんなお金の使い方をしているのか?なぜ幸せそうなのか?といった視点で【企業研究編】に繋げていって欲しいと思います。
これは「ロールモデル」といってもいいですね。1人じゃなくてもOKです。むしろ複数いた方が、自分にとっての最適な状態をイメージしやすくなります。
サークルの先輩、OBOG、人事に紹介してもらった社員、SNSから直接アポをとった社員……
彼ら彼女らの中から、ぜひ「理想とする人物」を見つけてみてください。
そして、彼ら彼女らが、どんな仕事をしているのか?給料はどれくらいなのか?プライベートは何をしているのか?という部分まで聞きだしてみると、「こりゃ自分に合わないな」とか「それいいなー」っていう共通点が見つかります。
まとめ
ここまで読んでくれた人なら気付いちゃったかもしれないけど、お金ってのは「価値観」と隣り合わせなんですね。
- 20代はひたすら働いて、お金を貯める…
- 600万以上ないと美人と結婚できないらしいから600万は欲しい…
というのも、立派な価値観。後者に関しては賛同しないけど。
それから、
- 月1のホールケーキ、年1の海外旅行ができればOK。
というのも立派な価値観です。
いいんだよ、正解なんてないんだから、試行錯誤しながらひた走れば。
その試行錯誤の積み重ねは、きっとあなたの中にたまるはずだからさ。
就活を成功させるための直接的なノウハウじゃないけど、ぜひこのブログをみてくれたあなたには、考えてほしい内容でした。
ではまた次回。