就活Hack|Design your Life

正しい問いを立てよう。

一流企業から”モテる”人間の共通点とは?

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電通、味の素、新進気鋭ベンチャー(リクルート出身の社長が率いる100人以下の急成長ベンチャー)…

そんな名だたる企業から内定を獲得する友人たち。

 

中には日本政策投資銀行とかゴールドマンサックスに行ったツワモノもおるわけですが、彼らとプライベートを共有していて、分かったことがあります。

 

今日はその「共通点」がどこにあるんだろう?ということで、シェアします。

 

大手企業・人気企業に内定する人の共通点。

 

それは、、、

 

人を喜ばせるのがうまい!

 

ということ。

 

もちろん、人によってスタイルは「微妙に」異なります、、

 

1.サプライズ好き。手の込んだ企画をするのが好きな人。

「まだあるのか!」「まだあるのか!」「えっ、そんなことまで!?」と、いい意味で人を裏切るのが得意な人。タバコの1本1本にメッセージが書いてあって、特別な日以外すえないようなタバコをプレゼントしてくれるとか。入れ子構造の宝探しゲームを企画してくれるとか。

 

2.気さく度MAX。皆が集まる場を提供してくれる人。

しかもだいたい、海外でしか買えない特別なお酒や、思い入れのあるお酒。それをみんなに飲ませてくれて、のんびり幸せで充実した時間の種をまいてくれる人。彼の周りには「自分から価値を提供する人」が集まります。

 

3.なんだかんだでよく見てる。周りのことなど意に介さないようで、急所は逃さない人。

どこからともなく「いいことがあった噂」をききつけ、「あ、これよかったら飲んでよ」「〇〇おめでとう」「また今度ゆっくり話そうぜ」と喜ばせてくれる人。

 

以上、思いついた「喜ばせスタイル3選」でした。色んな喜ばせるスタイルがありますわね。

 

人としての価値って、なんだろう。

突然ですが、ぼくは彼らのことを尊敬しています。

「出会えてよかった」「見習わなくては」そんなふうに、おもいます。

 

それはきっとぼくだけじゃない。

 

そう、彼らと出会った「すべての人」は、ぼくと同様、彼らの存在に感謝し、刺激を受けているように思う。それが、彼らのスタイルだから。

 

  • 周りの人に価値を提供できる。
  • 周りの人から感謝してもらえる。
  • 周りの人にとって大きな存在となる。

 

これは、社会人としても重要な能力。大企業になればなるほど、仕事内容が「抽象度の高いもの」になっていきます。(そういった意味では、商社は抽象度が高いです。この意味が分かりますか?)

 

となると、重要な能力は何になるでしょうか?

 

答えは「信頼」です。英語力でもなく、計算の早さでもなく、「一個人としての信頼」です。

 

一流企業の人事は、この視点を持っています。ベンチャーは分かりません。でも、中堅社員や役員クラスが学生を見るときには、人としての根本―つまり「仕事が任せられる人」かどうかを重視するのです。仕事を任せる人を選ぶ基準、「その人が提供した価値」「存在感」であり、結局は「信頼」にたどり着くのです。

 

大企業ほど仕事の内容が抽象的になる、という話

「抽象的になるってなんだよ」「わけわかんねーよ」「髪の毛燃やすぞ」って人もいると思うので、補足します。

 

「〇〇を売ってるよ」「〇〇をつくっているよ」というのは現場レベルです。「〇〇を売る人をマネジメントしているよ」となると抽象度が上がります。そして「販売戦略を考えている」とさらに抽象度が上がっていきます。

 

大企業というのは、新米であってもたいてい抽象度の高い仕事をすぐに任されるものです。最初は現場でも、すぐに他社との交渉であったり、代理店の取りまとめ役だったり、優秀であれば社内の中枢を任せられる人材へ成長するように期待されています。

 

私的な例ではあるんだけど、ぼくは父親から仕事内容を教えてもらったことがありません。父が勤務するのはとある有名企業ですが、10歳くらいの頃「仕事何やってるの?」と訊いたところ、父は答えませんでした。

 

毎晩母親に仕事の進展を相談したり愚痴ったりしているところをきいていたので「なんで息子には秘密にするんだよ!」とむっとしたものです。でもね、考えてみればあたりまえ。仕事内容は、決して一言で言えるものではない。

 

具体的に「TOEIC890あれば任せられるよ!」といった明確な数値化できる基準もない。だからこそ、大企業の仕事は「人としての信頼」「どれだけ期待できるか」が重要なのだと感じます。

 

言い換えれば、何か任せたいと思った時に「あ、彼ならやってくれそうだ」と思ってもらえるかどうか、なのです。

 

「人としての信頼」についてはこれ以上つっこみません。気になる人はぜひ「信頼残高」とか「じぶん株式会社」といった言葉でググってみてください。

 

「一流企業に内定する人の共通点」って結局なに?

 

「人を喜ばせられるかどうかなんて、就活で受かるかどうかに関係ないじゃん」

 と思いますか?

 

そんなことありませんよね。ここまで読んでくれた人は「たしかにそうかも」と共感し、読み進めてくれているのだと思います。

 

人気企業に内定する人は、人の喜ばせ方が上手い。

 

なぜだかわかりませんが、これは「事実」なのです。

 

だったら、ぼくらもこのエッセンスを生かせないか?

 

そう思って、記事を書いています。

 

就活に生かせないか?

社会に出てからも生かせないか?

 

ここからは、彼らの共通点を掘り下げていきます。

ハウツー記事ではありませんが、ぜひ「ここは取り入れられそう」「これは違うでしょ」などと考えながら、読んでみてください。

 

どんな人が一流企業に内定するのか?について、ぼくの主観でお伝えしていきます。

 

「人を喜ばせるのが好きな人」の共通点

カテゴリは3つ。①行動②思考③就活編

そしてそれぞれに解説をつけてあります。

①行動

解説1.フットワーク軽い。

とにかく軽い。また相手のステータスに物怖じしません。「ダメっぽいな」と思っても、とりあえずやってみる。そして「おっしゃー!!ラッキー」「いやー運がよかったね笑」というのが、彼らのだいたいのパターン。「運がいい=実力」ということに、気付いているのかどうか。

 

解説2.フットワーク軽いその2

投資対効果をあまり気にしません。「これでダメだったらどうしよう」とか「どうせ〇〇だろう」と思いません。「やる価値がある!」と決断した瞬間にその場で行動します。一度決めると、人と飲みながらでも「ごめん、〇〇やっててもいい?」と、PCを開いてでも実行します。

 

解説3.とにかく断る。あとから誘う

お誘いには基本乗りません。誘いを受けて動くのではなく、自分が人を誘います。

なので誘って「ごめん今ムリ」「だめいそがしい」「また今度な」とあっさり断られたあと「今日〇〇いこ」「これから〇〇に飲みに行かない?」「夜一緒に食べようよ」と自分のスケジュールに合わせて誘われることしばしば。

これは徹底してる。社会人になってからも変わらないだろうなぁ。

 

②思考

解説1.自分が第一

「常に人のことを想っている」わけではありません。「人のときを想う」それはJTや節子。基本は自分のやりたいこと、興味のあることに人を巻き込んでいく。そして得た経験や知識、ときには「モノ」を人に還元するという流れが多い。

 

解説2.人に投資。人は返してくれる

何よりも重要な資産。それが人。これに関しては共感します。

 

解説3.行動指針を明確に意識している

ある友人の部屋には「今年の目標ぜったいやること!!!」というA4のきったねー手書きメモが貼ってありました。

「〇〇人に会う!」「中国語!」「時間を守る!」といったテキトーな殴り書きでしたが、特筆すべきは彼が「あれもこれもやる」といって全部やりきっている人間だということ。

「あれもこれもやろう」といってやり切れる人は少ないですよね。「あれもこれも」やろうとする人間、ぼくは好きです。でも、世界が広がりやすい一方で、軸がぶれやすい。頭で覚えておけることには限りがあるから、こうやって書き出すことも重要ですね。ちなみに、ぼくはスケジュール帳のMemoページに行動指針を書き出しています。

参考)リッツカールトンのコレド

 

③就活 

解説1.「何する」より「誰とする」

「自分が何をしてもらえるか」や「企業に入ってどんなイイコトがあるか」を考えて入る人間は少ないかなぁ、少なくとも自分の周辺には。

企業の資産に寄生するのではなく(給料が高いとか、安定だからとかではなく)、自分がもっともっと成長するためにいい企業にいく。自分の世界を深め、広げるためにいい人に会う、いい仕事をする。

だから媚びない、迷わない、諦めない。

 

解説2.同レベルの人間とは情報交換。

彼らと会話していても、「どこの企業で働くか」「どの企業がいいか」という視点での具体的な会話はめったにない。興味ないし、それ今議論するよりやることあるよね?って感じ。その代り「〇〇の選考今日までだからやっといた方がいい」「〇〇な人に会いに行くけど一緒に行く?」といった、一次情報の交換が多い。

 

解説3.上のステージにいる人間から盗む。

身もふたもないけど、現実を知らないのに仕事は語れない。ソマリアの現状を知らない人に「世界の貧困を失くすには」という議論はできない。就活生にとっての一番の弱点は「社会に出たことがない」ということです。おもしろいんですけど、ほんとコレです。ここをいかに乗り切れるかが、就活の明暗を分けると言えます。

なので彼らは、上質な情報源をたくさん持っています。いくつか情報源を持っていれば、情報が情報を集めます。それでコミュニティが形成されて、就活なんなく乗り切ってる感じ。

 

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さて。以上が「一流企業に内定する人間の共通点」です。

「人を喜ばせるのがうまい」がなぜ評価されるのか?

「それ以外の共通点」はどこにあるのか?なんならマネできるか?

という話でした。

 

身もふたもない話をしましたが、これが彼らのリアルな側面です。機会があれば「一流企業内定者が絶対にしないこと」って記事も書きます。

  

凡人就活生が、今日から実行できるワーク

ここまで読んで、なにを感じましたか?

 

「コミュニケーション能力が高いからできるんでしょ」

「自分の考えをしっかり持ってるよね、いいなぁ」

「いかにも企業の人事に気に入られそう、苦労しないんだろうね」

 

という印象とか、ありませんでした?

 

一方で、 

「自分には関係のない世界だ」

「うらやましいなぁ」

「分かってるんだけどできないよ」

などと、劣等感を感じませんでしたか?笑

 

いいんです、それで。(マジメ)

 

歌の上手い人をみて「いいなぁ」と思うこと。

美人やイケメンをみて「うらやましいなぁ」と思うこと。

 

全て自然なことです。

 

でも「コツ」があったとしたら知りたいとは思いませんか?

「歌が上手くなるコツ」があるとしたら?

「周りから美人・イケメンだと認識される方法」があるとしたら?

 

オリジナルのレベルに到達するのは難しいかもしれないけど、自分をいい方向に、望む方向に変えられるかもしれない。

 

人がうらやむ能力。生まれながらに持つ「素質」は人それぞれ違います。モチベーションがどこにあるのか、何をされたらショックを受けるのか、落ち込んだときは外に出るのか、内にこもるのか。

 

こういった根っこは変えられませんが、思考や行動はマネできます。そして「優秀」ってのは、まず間違いなく「思考習慣」や「行動習慣」から生まれます。だからこそ、思考や行動を取り入れることで、「ちょっとの変化」が起きます。もしかしたら「ちょっとの変化」が人生を大きく変えるきっかけになるかもしれない。

 

そして、ぼくは「ちょっとの変化」こそ大事だと思っています。そして、最後にワークを紹介しますので、ぜひやってみてください。彼らの行動習慣や思考習慣をサクッと盗み、身につけるためのヒントです。

  

work1.まとまった時間を見つけ、行動指針を書き出す

―3つ以上。就活関連と、プライベート関連。例えば「OBOG20人に会う!」「TOEIC800!」「アフリカでバックパック!」「時間を守る!」「映画を50本みる!」就活に切羽詰まってない人向けですね。

 

work2.親や友人、恋人に向けて日頃の感謝の気持ちを伝える

―手紙、相手の好きなもの、体験のさせ方。キャラによりますが、口下手な人にこそ実行してほしい。

 

work3.興味があればさくっとジョイン。

―懇親会・飲み会・セミナー・インターン。就活アピールで最も価値があるのは経験です。就活塾でさえ、あれの最大の価値は「人脈」にあります。

 

※インターンなんて行く意味あるの?と思う人には、とっておきの質問をしましょう。「女の子と付き合うのなんて意味あるの?」と。しょーもない子と付き合う時間はありませんが、付き合う意味のある人と付き合いましょう。つまり、そういう子(=企業)を選びましょうってことです。

 

本編はここまで。

 

最後に(勝手に言いたい放題コーナー)

就活のノウハウなんてが世に溢れているのに、

  • 孤独感を感じて精神的に追い込まれてしまう…
  • 社会人になったはいいが、初心を忘れて惰性で生きてしまう…
  • それはまだいい、人生の意義ってなんだっけ…いそがしくて5年後10年後が見えない…

 なーんて現実が、山ほど転がっています。問題のあるところにはビジネスチャンスがあるわけで、解決すべき対象として多くの人が取り組んでいるのですが…

 

なかなか解決しない。

 

それだけ根本的な問題だからですよね。日本人の価値観にもとづく、教育機関も社会システムもすべてが絡む大問題です。

 

そんな中で、ぼくに今できること。それは、就活に直面して悩むあなたへ、行動指針を提案したり、思考の枠を広げる手伝いをすることです。

 

就活で悩む学生は、就活という枠にとらわれすぎているなぁという印象があります。学歴も、テクニックも、志望動機も、ESも、マナーも。それよりももっと大事なものがありますよ、と言いたいわけです。

 

ひたすらお金を手に入れたいだけの人間が大企業に入るより、お金の使い方と活かし方を知っている人間が大企業に入って活躍してほしい。

 

たまたま容姿と才能に恵まれていい会社に入れただけの人間より、苦労を味わって人の気持ちが分かる人間に影響力をもってほしい。

 

日本人の大半は「危機感がない」「自分の頭で考えない」といわれますが、少数の人間はすでに危機感を持ち、自分の頭で考えて動き出しています。

 

・変わりたい、という人が優良な情報にすぐにアクセスできる。

・変わりたい、という人のための環境がある。

 

そんな世界が実現できれば、世の中もっとよくなるはず。

就活は、その中の1つのきっかけです。

 

p.s.

話が就活から脱線してしまったので、最後まで読んでくれたあなたに、就活に直接関係するアドバイスを。

 

就活がうまくいかない人は「答え」を「大学」や「企業」に求めていませんか?営業するときの答えは顧客の中にはありません。顧客が知らなかったニーズ、顧客の本心を知れたら、他の営業マンに一歩も二歩も差をつけられますよね?ではどこで「顧客」の「本心」を探るのか?考えてみてください。

 

ではまた次回!